低用量ピル
月経困難症治療薬を服用していた方が、血栓症(血管の中に血の塊が詰まる病気)で死亡された例が報告されています。 低用量ピル(避妊用のピル)は月経困難症治療薬と組成が似ており、同様に血栓症の副作用もありますので、厳重な注意が必要です。
血栓症の代表的な症状は (1)下肢の疼痛や浮腫(むくみ)、握ると痛い (2)突然の息切れ、胸痛(押しつぶされる様な痛み)、ふらつき (3)激しい頭痛(前兆のある痛み)、急性視力障害(視野が狭くなる、見えにくいところがある) (4)その他、舌のもつれ、失神、けいれん、意識障害、手足のしびれ、腹痛 特に服用開始から、最初の3カ月間に血栓症は多く発生するので注意が必要です。
ピルや月経困難症治療薬を飲まれている方で、上記の様な症状があれば、すぐに服用を中止し、救急病院を受診して下さい。その際、自分はピルや月経困難症治療薬を飲んでいると医師に告げて下さい。
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